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最高の作品だ…。

※駄文を連ねたストーリー説明ではなく、あくまで描写等について重点を置いた感想とする(自戒だったがルールブレイカーされました)

冒頭
切嗣&士郎、神稚児、美遊と邂逅。
神稚児の能力に関する説明描写が丁寧で良い掴みかと。
神稚児の資料を読む切嗣の眼にZeroっぽさを感じました。

序盤
神稚児の使い方を模索し焦る切嗣、士郎は徐々に神稚児と親しくなってゆく。
その対比が何とも…。
完全に道具として見る切嗣は魔術師っぽさが強く出ている印象。
十を救う為、一を切り捨てる…。

中盤
本筋は五年後の冬木が舞台。
ブラウニーとフラグ立ってる生徒会長はお寺の……誰だオマエ!?えっ、ジュリアン?
正義に対し迷いが生じる士郎。
美遊の眼の色が変化する描写は瞼を開くと変わったという描写で表現に泣く。
そして0からのスタートを決意した士郎。その顔には偽物ではなく本物の笑顔があった。
束の間の平穏な日々を送る最中、今が一番幸せと桜は言う。この台詞が後の悲劇を引き立てるのである。桜……うぅ…辛すぎる。

初めての外出で美遊の両親の墓(朔月家の邸宅跡)へ。
美遊と士郎のグラウンド・ゼロで今度こそ本物の兄妹としてゼロからのスタートをする為、諸々を打ち明けようとするが、大事なトコを言おうとしたタイミングでジュリアン闖入。
奪われた美遊を追うも突如、謎の女に無数の剣で串刺しにされ身動きを封じられる士郎。
謎の女ことアンジェリカ、おっぱいでっかいです。ぼいんばいん。
劇場で聴く白石涼子さんのヴォイスはやはり最高であります、ハイ。

プリヤでは聖職者っぽいトコが少なかったラーメン屋の店主こと言峰だが、ここに来て士郎を手当てする等、慈しみ深い聖職者らしさを出す。中田譲治さんのお声はやはり素晴らしく似合っている。
「情報を蒐集し、展望を熟孝し、覚悟を胸に選択せよ」
エインズワースについて語る際、ある男の幻影が見える描写がニクい!
その男もまた、一を切り捨て十を救おうとしていたのだ。
━━━━そんな彼の義息の選択は

美遊を奪われてから暫時経過、結界は破れない。それでも足掻く士郎。
懺悔か、後悔か、しかし覚悟は変わらない。そして時間だけが残酷に過ぎ去ってゆく。
士郎のハイライトの消えた瞳と目付きが切嗣のそれを彷彿とさせられます。

そんな中、衞宮邸に桜が。
料理をするにも、美遊を重ね合わせて喪失感を感じさせるのがまた……。
最期に別離を告げられる。
桜が好きな自分は桜の悲哀が胸にダークの如く鋭く刺さりました。
桜……!!お前は正真正銘のヒロインだ!
衞宮士郎という男はそれでも止まれない。

そこへ言動に狂気を孕ませた桜の兄が襲来、桜の兄が幻影召喚した英霊の宝具、妄想心音の餌食に。
ポッカリと穿たれた胸から覗く士郎の表情…。
亡骸すら残らず其処に在るのは1枚のサーヴァントカードのみ。
おのれジュリアン許すまじ。
バーサーカー桜の件も含めて許すまじ。バーサーカー桜、色々良かったけどやはり許すまじ。

土蔵に突っ込む士郎、兄へ妹を殺した感想を問う。

例のセリフ、清々しい位全力で来ましたな。100倍気持ちよかったぜ!

奇跡もなく、希望もなく、理想は闇に消えた。それでも、それなのに、まだ━━━

士郎の姿に戸惑うワカメ。それを煽る士郎。
大胆な戦闘シーンをしかと見よ!
士郎優勢、慎二が巨大化しても巨躯であるが故、成す術が無くそのままカラドボルグでトドメかと思いきや、桜の遺したマフラーが宙に舞い、またしても桜に救われる。
必死に逃げる最中、混濁した自意識から全てを、自分が何者であるか慎二は思い出す。
死してなお、魂だけの紛い物にされ弄ばれたのだ。エグイ…。
鬱屈した感情を募らせてったstay nightの時よりも下手すると惨いのでは…。
殺せと懇願する慎二に応え、介錯する士郎。
本当を始める為に数多の敵を屠る運命にある士郎に「この感触を覚えておけよ。」と。
魂だけの紛い物とはいえ、「地獄で先に待ってるぜ」含め、最期の言葉は彼なりの優しさだろう。

クラスカードキャスターの使い手は……オマエ!?相性最悪なア〇ラムさんじゃぁねーか!撃破。
ライダー、ランサーも撃破。
ランサーを夢幻召喚した人、山崎さんのヴォイスと月霊髄液使ってくれたのめちゃくちゃ嬉しい。

屠る度に何者かと問われる士郎。返す言葉にグッと来ました。

セイバー戦ではセイバーが英霊の力に耐え切れず自壊。
片手で振れる程軽い剣では無かったのである。

そして地下空洞へ、かけがえのない一を救い十を切り捨てようとする士郎をジュリアンは悪と言う。
士郎は愛を悪だとするならば自分は悪で良いと断言。
正義を貫くジュリアンは、有り得た可能性の話だが、鉄の心で正義を貫く士郎と同じである。
悪を貫くその覚悟は揺るがない

美遊に言えなかった大事なトコを告げる。別世界への転移が始まる。
その際、蝶の羽根を模した紋様が浮かぶのズルくないっすか!?最高かよ。(最高だよ)

士郎は妹の為にアンジェリカと相対する。圧倒的お兄ちゃんパワー。
闘う度に技能と回路だけを前借した士郎の身体は英霊に置換される。つまり英霊エミヤと衛宮士郎の中間である訳か。
焼き付いた部分から白煙が上がる描写には涙腺に来ました。

英霊の紛い物と英雄王の贋作。どちらも贋作同士の戦いである。
間違え続け幾多の大切な物を喪いながら、偽りの体はそれでも剣で出来ていた。
固有結界展開でエミヤ(アレンジ)が流れるのは劇場で観ると何か涙が出てきました。
墓標。
UBWの英雄王を圧倒したシーンを彷彿とさせる。
アンジェリカ、イガリマとシュルシャガナを出すも士郎が2振りを投影し相殺。
構成、構造解明の描写に3Dモデルを使用しており良い所。

英雄王とは違い、油断も慢心も無いアンジェリカ、最強の1を出す。
士郎、エアに敵う宝具は無いとして返礼に全ての武器で対抗する。
翔んでいく美遊を月の満ち欠けで表現しているのは…最高。
徐々に圧されながら、「究極の1に負けることだってある。」と満足げな士郎。
負けたが勝った。肉体は英霊エミヤと士郎の中間であり、そこにエミヤが流れる…(あくまでセオリー的なアレではあるが)つまり負けて勝つ。
ひろやまひろし先生最高ですよ!

そしてプリヤ一話の時間軸へ、独り歩く美遊、冬木の夜景には2つの軌跡がぶつかり合う。

サファイアを追うルヴィアさんは最高です。ルヴィアさんが最高です。ルヴィアさんは最高。
最期にイリヤと邂逅。兄と交わした言葉を思い出し━━━

エンド

うん。…雪下の誓い……すごく良かったね。ありがとう…。
プリズマ☆イリヤの前日譚というだけでなく、ひろやまひろし先生の描くHeven'sFeelだったのかなと…。
妹の為に悪を成す士郎、正義の為に1を切り捨て全てを救わんとするジュリアン。鉄の心を持った2人の激突が面白くない訳が無い!
尺の都合で原作から障らない所を削ってストレートにし、補足も兼ね追加したシーンはコレはコレでベストなチョイス。
ってかもう、全く言葉にならないのでともかく観て!起から結まで最高だから!
ここまで書いて何が言いたいかと言うと、素晴らしかったです。
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