「仮面ライダーW」より
仮面ライダーW サイクロンジョーカーをレビュー。
これで、決まりだ!(CV:立木文彦)
2016年10月発売商品。
価格:6,480 円(税込)
風都の涙を拭う二色のハンカチ、仮面ライダーWのリニューアル品となります。
価格は6年前に発売された2,625円のフィギュアーツWの値段から倍額以上ですが、実際、目を見張る程の出来の良さなので造形に文句を付ける点が全く無いと言っても過言ではないです。
ブリスター。
二段構成で箱の中には何時もの説明書が。
W特有の、端に近付くにつれシャープになっている形状のアンテナを再現している為、説明書にはこんな警句が。
転倒しただけでアンテナの端が逝きそうなので、弄る際はいつも以上に注意が必要ですね。
全身。
Wのスリムな体型のイメージを崩さない、細過ぎず太過ぎずな造形ですね。
ソウルサイド(サイクロン側)の色味は、実物だと写真よりもう少し深い緑です。
肘、膝共に専用の関節で見栄えが良いですね。
お顔。
段が落ちた造形のマスクですが、本商品でも、その印象をシッカリと掴んだ造形になってます。
ホークファインダー(複眼)に彫り込まれた内部パターンモールドが良いですね。
胴体。
背面右側の穴はマフラーの差込用の穴です。
ソウルサイドとボディサイドの腕。
各ブレス(腕輪)のモールドが細かいですね。
ハンマーショルダー(肩アーマー)にパーティングライン?みたいなのが有ってソコは少し残念。
ダブルドライバー。
左右で独立可動します。
最大まで開くとシルエットが潰れたWに…。
この写真、左右の角度が違ってマヌケに見えちゃってますね…(汗)
ともかくメモリが尋常じゃない程ポロリするので、ポーズ変える時は一旦外してから変更する事をお勧めします。
股関節。
W状のモールドを緻密に再現。
股関節は真骨彫ディケイドと同様、開脚時に股関節の下部を覆うカバーが露出する仕組みです。
脚。
正面から見ると脚のモールドがWに見えるニクいデザインを再現。
各クレスト(アンクレット)は接着されておらず、可動の妨げにはなりません。
前屈、後屈。
胴体の可動域はとりたて、それ程でも無いのですが四肢の可動域がかなり広いです。
肘。
約150°程曲がります。
開脚。足首の接地性はそこそこ。足がスイングします。
腿にロール軸が有ります。因みにボールジョイント。
股関節は後ろにここまで。
膝と股関節はここまで。
膝も約150°くらい。
膝アーマーの接続が無い為、膝はなんと、少し反らせることまで可能に。
足裏のモールドパターンまで抜かりなく再現されてますね。
手首全てとマフラー二種。
手首は、変身時の、指差し、ガイアメモリ保持用、握り手、力を抜いた感じの手、拳、といった感じに。
欲を出せば、平手が欲しかったかなぁ…
短いマフラーは軟質で、大きいOP再現用のマフラーは硬質。
付属ガイアメモリ。
緑が「CYCLONE」黒が「JOKER」のメモリです。
細かい模様まで再現しようとしてる辺り、力入ってるなぁと思います。
マキシマムスロットに挿入するとこんな感じ。
マフラーを穴に差し込むだけなので着脱は簡単です。
マフラーと本体を繋ぐ球体ジョイントがマフラー側に差し込まれているのでフレキシブルに動き、自由度が高いです。(今のfigmaの手首みたいな感じ)
長いマフラーを装着した状態。
ただ、コイツが中々の曲者で、マフラー側のジョイントの軸が折れかけているので、横にたなびかせると自重で下に落ちちゃいます…。
個体差は仕方ないのですが、検品の時に気付いて欲しかった…。
《CYCLONE》《JOKER》
「俺は、いや、俺達は…二人で一人の仮面ライダーだ!」
「「さあ、お前の罪を数えろ!!」」
新風
以上!S.H.Figuarts 仮面ライダー W サイクロンジョーカー(真骨彫製法)でした!
今回、本物感を追求する真骨彫ブランドの名を冠したリニューアルという事で当然、可動と造形が両立している可動フィギュアですが、肘と膝、そして首周りの可動クリアランスの半端ない広さこそ、注目すべきポイントです。
各部位が嵩張らないシンプルなデザインという事も有ってか、Wらしい関節をグッと曲げたポーズが出来るのが正に、このフィギュアの真骨頂です。
胴体も結構余裕が有り、予想よりも屈めることが出来たので驚きました(笑)
しかも、股関節の前後スイングで届かない所をカバーできるのが更に良し。
造形に関しては、文句の付けようが無い。ただただ、そうとしか言えないです。
頭部はキャラクターの特徴をシッカリ掴んでますし、体型はスリムな仕上がりでWらしさが全身から溢れてます。
塗装は艶消しが吹かれて無い所やはみ出し以外は結構綺麗でした。
付属品は、個人的に思った点ですが、やっぱり平手が欲しかったかなぁ…と。あまり用途は無いのですが無いよりは有った方が良いと思います。
付属のメモリは前述のとおり、すぐポロンと飛び出て落っこちてしまうのでポーズ変更の際はメモリを外してから変更する事を強くお勧めします。
通常時のマフラー以外に、OP再現用のマフラーが付属してる点は何気にポイントが高いです。
ただ、梱包時に出来た傷や自分のマフラー等、品質管理がちょっと甘い所が有るのでソコが少し残念です。
ソコは真骨彫ならではの洒落たブラインドボックスが店頭購入の際、確認出来ないのが仇になってしまいますね。ハイレベルな造形のフィギュアなのですから、なるべく高品質で手に取りたいです。
それにしても…六年でここまでの造形になるとは…技術も進歩したものですね…。
Wと言えばメモリチェンジですから、ヒートメタル、ルナトリガー等の派生フォームやアクセル等の仮面ライダーにも期待しています。
今月開催の魂ネイションに期待ですね。
おまけ
「おーいカメコー!」
「"戒斗"だ!」
「えっ!?カメコお前…イメチェンでもしたの…!?」
「だから"戒斗"だと言ってるだろう!!」
「仮面ライダーWにオーバーロード駆門戒斗か…」
「「お前に至っては誰だよ!?!!?!?」」
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