「仮面ライダー鎧武」より。
ロード・バロンをレビュー。
「これがヘルヘイムの力……!全てを蝕み染め上げる力!」
プレミアムバンダイ2016年6月発送商品。
価格:6,480円
パッケージとブリスター。
やはりプレバンおなじみのブラインドボックスで、パッケージ写真はヘルヘイムの実が描かれ、箱の形も鎧武アーツのフォーマット。
なお、武器のグロンバリャムは差し替え用の刀身がブリスター裏に梱包されて貼り付けられています。
全身。
肉付きがよく、ガッシリとした本編の印象を損ねない良い造形です。
各関節も硬過ぎず、弱過ぎず丁度いい具合。
左腕の鋭く隆起した棘もエッジがダルくなく、塗装精度も良好。
バロンをそのままインベスにしたかのようなデザインのお顔ですが、塗装、造形共に文句の付けようの無い緻密さで仕上がっています。
眼はクリアパーツで再現。
ガンメタの重厚感に圧倒されます。
バスト。
西洋風のデザインであり、ステンドグラスのような凸モールドがびっしりと広がっています。
バック。
ガントレットのような腕にロール軸は有りませんでした。
腰。
腰全体を覆う、フォールドアーマーから伸びた拘束具の様な帯は軟質で可動の妨げにならず。
ちなみに股関節は他の鎧武アーツと同様。
禍々しいデザインのローブ。軟質で脚を動かした際のクリアランスを確保。
表面が凸凹で、凹部が赤、凸部が黒になっております。
足首。
爪先もしっかり動きます。
西洋甲冑の靴みたいなデザインですね。
肩は上下スイング+ボールジョイントでグリグリ動き、頭部との干渉を軽減。
肩は大体これくらいまで上がります。
肘は90°位まで。
前屈。
極アームズの時のように胴体と腹部が干渉するかと思いきや腹部も前に倒すことが出来、少しゆとりが有るため干渉せず。
顎もアーマーの内側に収納出来るので、素晴らしい事この上なし。
それに対し、後屈は苦手な模様。
襟首が干渉するので真上を向くことも出来ず。
ここまで腰をひねることが出来ますが、ひねり過ぎると干渉して塗膜が剥がれてしまうので注意。
股関節は大体ここ位まで。
左右のローブは前後左右スイングに可能なので、脚を開いたポーズも出来ます。
付属品。
グロンバリャムの柄、刀身2種、手首。
デフォルトの平手を含めて手首5種と最近のアーツにしては多め。
平手だけで3種有ります。全て表情が違い、色々な場面で使えるので嬉しい所。
手首はボールジョイントですが、ボールはこれまでの鎧武アーツと違い少し大きめ。
ハメるのが少し辛かったり。
武器の剣であるグロンバリャムは柄と刀身の2パーツ構成。
プラ製で軽く、保持して重さで腕が下がるという事は無いです。
刀身の凹に柄の凸をハメるのですが、いざハメてみると少し心許なく、交換の際に折れないか不安です。
因みに、このグロンバリャム……すごく長いです…。
無双セイバー大剣モードの約2個分…。
「貴様の真理など、机上の空論!…俺の真理は……この拳の中に有る…!」
最終決戦っぽく。
「これで終わりだ…!」
ガシッ!
「!?」
「うぅぉおらぁあっ!!」
「何っ…!?」
「戒斗ォオ!‼!‼」
「葛葉ァア!‼!‼!」
「ぬぅうう…!!」
「セイッハァアア!!!」
「葛葉…!お前は…」
「強…い……!」
以上!S.H.Figuarts ロード・バロンでした!
鎧武系初の怪人アーツという事だったので、出来に一抹の懸念を抱いておりましたがソコは鎧武アーツ。例に漏れず造形、質感が共に良く、懸念は杞憂でした。
可動域に関しては、マッシヴで生物と鎧の中間のような動き辛そうなデザインであっても、クリアランスが確保されており、良く動きます。
上半身はかなり動き、下半身はローブによって可動域が狭まっているものの、ローブが硬質ではなく軟質で可動の妨げにならず良い点だと思います。
眼はクリアパーツなのでライティングによって明るさが変わるのが個人的に面白い所。
下からのアングルだと、大体は綺麗に透き通った水色に見えます。
グロンバリャムも通常の刀身とへし折られた刀身が付属する豪華仕様であり、サイズがデカく見えるも、いざ持たせてみると丁度良く感じます。
余談ですが、折れた刀身を極アームズに保持させる際は火縄橙々DJ銃用の手首が一番保持させやすいかと。
全体的に良い印象で、良いフィギュアであると思います。
最近は鳴りを潜めている鎧武アーツですが、次のラインナップに期待が高まります……。
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